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2018.11.19 アップデート

TB50 および TB55 バッテリーのファームウェアアップデートを公開

先日にお知らせを致しました、MATRICE200シリーズ・INSPIRE2シリーズに対応の
「TB50」・「TB55」バッテリーについて、DJI JAPAN社より以下の様な発生中の問題に対する
対策情報が発表されていますので対象の機体をご所持のお客様はご確認いただけますようお願い申し上げます。

※詳細は下記をご参照ください。
まとめて申し上げますとファームウェアのアップグレードを行う事で問題の改善が見られるという事となりますので、対象の機体をご所持のお客様はご確認、アップグレード作業を実施いただけますようお願い申し上げます。
アップデートについては パソコンソフトの「DJI Assistatn2」、もしくは「DJIGO4アプリ」、「DJI Pilot」アプリのいずれかを利用しアップデートが作業の実施が可能です。

→ INSPIRE2ファームウェアアップデート方法はコチラ

→ MATRICE200ファームウェアアップデート方法はコチラ

ファームウェアのアップデートについてバッテリーに対しても行われます。
複数個のバッテリーを所持の場合には最初のアップデートの実施後に各バッテリーについても
アップデート作業を実施ください。


 

電力レベルの誤表示が報告されている少数のバッテリーに対処するアップデート

DJI は、バッテリー管理システムを強化し、飛行中の電力供給を最適化するため、新しいファーム ウェアのアップデートを TB50 および TB55 バッテリーのユーザーに公開しました。少数の TB50 お よび TB55 バッテリーの電力レベル誤表示により、飛行中に電力が失われたという報告を受け、DJI はこの対策を実施しました。

このファームウェアアップデートは、バッテリー充電状態(SOC)計算アルゴリズムに関連する稀 少な問題に対処し、フライトコントローラー(飛行制御装置)に以下の措置を追加して、飛行安全性 と製品信頼性を向上させています。


1. 離陸前のバッテリー温度検出
ドローン離陸前に、バッテリー温度は 15°C以上になる必要があります。これは、温度の低いバッテリ ーでは内部抵抗が大きくなり、通常よりも低い電圧になるためです。低電圧バッテリーは、SOC(充 電状態)値が低くなります。

2. 離陸前の SOC(充電状態)の検出
新しいファームウェアの DJI アルゴリズムにより、バッテリー電圧は SOC 値を確認するために使用 されます。この SOC 値は、バッテリーSOC 計算アルゴリズムによって計算された値と比較され、誤 った高い SOC 読み取り値があるかどうかを判断します。誤った高い SOC の読み取り値がある場合、 ドローンを離陸することができなくなります。

3. リターン・トゥ・ホーム(RTH)または着陸
DJI アルゴリズムが、アルゴリズムと実レベルとの間の SOC レベルの差異が 5%を超えると、電池レ ベルが 30%時、RTH が発動され、電池レベル 10%時には自動着陸が発動されます。(DJI アルゴリズ ムに基づく)また、SOC レベルの差異が 5%未満の場合、RTH や自動着陸は発動されません。


DJI はこれらの新しい措置を検証するために広範なテストを実施しました。すべての DJI ユーザー は、飛行制御アプリまたは DJI Assistant 2 プログラムのいずれかを問わず、安全機能の向上を含む最 新ファームウェアを直ちに更新することが強く求められます。このアップデートを実行するため、次 のフライトの前に十分な時間を確保するようお願いします。DJI Pilot アプリ上でユーザーにファーム ウェア更新を促し、DJI GO 4 アプリでは更新が行われるまで飛行を許可しません。 TB50 または TB55 バッテリーに関連する問題が発生した可能性があると思われる場合は、DJI カスタ マーサービスにご連絡いただきますようお願いいたします。